ピラティスは月4回で効果がある?通う際のポイントも徹底解説

「月4回のピラティスで本当に効果は出るの?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?実は、正しい通い方やフォームを意識すれば、週1回でも姿勢・体幹・肩こり改善などの変化は十分に期待できます。
この記事では、月4回で得られる効果・注意すべきポイント・効果を感じにくいときの対処法まで紹介しています。この記事を参考に、自分のペースで理想の体型を手に入れてください。

【現在の主な活動】
世界15カ国、日本80店舗以上展開の CLUB PILATES JAPAN プレジデント。
CLUB PILATES 養成コース(Teacher Training)マスタートレーナーとして CLUB
PILATES のピラティスインストラクターを育成。
ピラティスのワークショップを多数開催。
【経歴】
大学を卒業後、インテリアデザイナーとして店舗などの設計に携わる。
妊娠・出産を機に仕事を離れ、子育てが落ち着いた頃、ピラティスに興味を持ちパーソナルトレーナーやピラティスインストラクターとして活動を開始。
現在は CLUB PILATES
のブランドプレジデントとしてインストラクターの育成や、事業の拡大に携わる。
目次
ピラティスは月4回で効果がある!?

ピラティスは、月4回でも十分に効果を期待できます。「頻度よりもどれだけコツコツ続けられるか」の方が大切です。とくにデスクワークが多く、姿勢の崩れや肩こりに悩んでいる人にとっては、週1回でも体をリセットする習慣として大きな意味があります。
実際に、週1ペースの継続でも「背筋が伸びて疲れにくくなった」「肩こりが和らいだ」「お腹や腰まわりが安定してきた」と感じる人は少なくありません。
多くの人が、約3か月を過ぎたあたりから「立ち姿がきれいになった」「歩きやすくなった」など、体のバランスや動きやすさの変化を実感し始めます。月4回の無理のないペースで続けられそうかを基準にしながら、まずは3か月を目安に続けてみるのがおすすめです。
月4回のピラティスで期待できる効果

月4回のピラティスを習慣にすることで、単に体を動かすだけではなく、さまざまな嬉しい効果が期待できます。
ここでは、月4回のピラティスに期待できる効果を4つ紹介します。
姿勢が整い、体のラインが美しく見える
週1回のピラティスでも「姿勢の変化」はしっかり実感できます。ピラティスでは、背骨や骨盤を本来あるべき位置に整える動きを繰り返すため、継続することで無理なく姿勢が整っていきます。
レッスン以外でも正しい姿勢を気を付けることで、猫背や反り腰といった姿勢のクセが改善されると、自然とスタイルがすっきり見えるように。とくに下腹やヒップラインなど、体型の崩れが目立ちやすい部分が引き締まって見えるようになります。
痩せやすい身体を目指せる
ピラティスはインナーマッスルをしっかり刺激することで、基礎代謝の向上につながり、痩せやすい身体を目指せます。
月4回のペースでも、運動量が多くなくても効率的にエネルギーを消費できる体質づくりが可能です。呼吸法を意識しながら動くことで、全身の酸素摂取量が増え代謝もスムーズになり、脂肪がつきにくい身体になるのが特徴です。
即効性はありませんが、3〜6か月ほど続けると効果を実感しやすく、10回・20回・30回と続けることで見た目の変化や身体全体の変化が期待できます。
肩こり・腰痛・冷え性にもアプローチ
デスクワークなどで悩む人の多い肩こりや腰痛も、月4回のピラティスで血流が良くなり筋肉がほぐれてきます。
骨盤の傾きを整えることで腰痛予防・改善にも役立ち、冷えやすい体質、むくみがちな人にも全身巡りの変化を感じやすいのがポイントです。
心身のリラックス効果
ピラティスの胸式呼吸や集中した動きは、自律神経を整えてストレス軽減に役立ちます。 雑念が消えやすく、自然と「マインドフルネス」に近いリラックス状態に。睡眠の質が上がったと実感する人も多く、心と体の両方のメンテナンスとしておすすめです。気がつけば「最近イライラしなくなった」「小さなことで落ち込まなくなった」など、ストレス耐性も上がっているはずです。
月4回ピラティスに通う場合のポイント

月4回でも、通い方や過ごし方を工夫すればしっかり効果を実感できます。ここでは「ただ通うだけ」で終わらせず、月4回を最大限ムダなく生かすためのポイントを整理してお伝えします。
レッスン中のフォーム、自宅での過ごし方、生活習慣、通うタイミングまでセットで整えてあげることが、理想の体づくりへの近道です。
正しいフォームを身につける
いちばん大事なのは「回数」よりも「どれだけ正しく動けているか」です。月4回だと毎日通うわけではないぶん、1回1回の精度が体の変化を左右します。
レッスン中はインストラクターの説明を聞き流さず、「どこを使っているのか」「どこに効いているのか」を毎回意識してみてください。動きが分からないままなんとなく真似すると、効かせたい筋肉ではなく、首や腰ばかり疲れてしまう原因になります。
自分のクセを把握しながらフォームを整えていくことで、同じ月4回でも、体幹の入り方や姿勢の変化を早く実感しやすくなるでしょう。
自宅でも軽いトレーニングを取り入れる
月4回のレッスンだけでも意味はありますが、効果をしっかり出したいなら「レッスンの日だけピラティス」ではなく、すき間時間に少しだけでも体を動かす習慣をつけるのがおすすめです。
例えば、お風呂上がりに5〜10分だけ骨盤まわりをゆっくり動かすストレッチをしたり、習った胸式呼吸をベッドの上で数分だけ練習するだけでも、体幹の意識が抜けにくくなります。
生活習慣の見直しもセットで行う
月4回のピラティスで効果を引き出すには、レッスン以外の時間をどう過ごすかもとても重要です。
どんなに姿勢を整えても、普段の生活でずっと猫背になっていたり、脚を組むクセがあると、せっかく整えた骨盤や背骨が元に戻りやすくなってしまいます。また、睡眠不足やコンビニ食中心の食事が続くと、筋肉の回復が追いつかず、むくみや疲れも抜けにくくなります。
まずは「スマホを見るときは顔を近づけすぎない」「椅子に座るときはお尻をしっかり奥までつける」「夜はなるべく同じ時間に眠る」といった、小さなところから意識してみてください。ピラティスと生活習慣が同じ方向を向き始めると、体のラインや疲れにくさの変化を感じやすくなるでしょう。
通う曜日・時間を固定して習慣化する
月4回だからこそ、「行けたら行く」スタイルではなく、あらかじめ曜日と時間を固定してしまうのがおすすめです。毎週同じタイミングで通うことで、体がそのリズムに慣れやすくなり、「この日は体を整える日」というスイッチが入りやすくなります。
また、仕事や家事のスケジュールも組み立てやすくなり、「今日は疲れたからまた今度にしよう」と先延ばしする回数を減らせます。朝が得意な人は週末の午前中、仕事帰りにリフレッシュしたい人は平日の夜など、自分の生活リズムの中で無理なく通える枠を一つ決めてしまいましょう。
月2回?月8回だとどうなる?頻度別に効果を解説

ピラティスは通う回数が多いほど効果を実感しやすいのは事実ですが、生活リズムとのバランスも大切です。
他の頻度と比較して、自分にぴったりのペースを見つけてください。
月2回以下では効果を感じにくい
月2回以下の頻度は、まったく効果がないわけではないけれど、変化を感じるまでに時間がかかるペースです。
レッスンとレッスンの間隔があくことで、せっかく身につきかけたフォームや体の感覚がリセットされやすく、毎回思い出すところからスタートになりがちです。そのため、姿勢の変化や体幹の安定感をはっきり実感できるまで、半年以上かかるケースも珍しくありません。
月8回(週2ペース)なら体型変化を実感しやすい
短期間でしっかり変化を感じたい人には、月8回(週2ペース)が向いています。週2回のペースで通えると、フォームが体に身につきやすく、インナーマッスルやお腹まわり、ヒップラインの変化を1〜2カ月程度で実感しやすくなります。
運動量が自然に増えるため、基礎代謝も上がりやすく、ダイエットの後押しになるのもなります。「本気で引き締めたい」「早めに変化を感じてモチベーションを上げたい」という人には、月4回よりも月8回がおすすめです。
月4回のピラティスで効果を実感できない場合の対処法

月4回きちんと通っているのに「思ったより変わらない…」と感じたときは、やめてしまう前に通い方やメニューを少し見直すのがおすすめです。
マシンピラティスへの切り替えやスタジオ選びの工夫、継続期間の目安を知っておくと、自分に合った方法で効果を引き出しやすくなります。
マシンピラティスを取り入れてみる
「なんとなく動いているだけで効いている気がしない」という人は、マシンピラティスを取り入れると効果を実感しやすくなります。マシンにはバネやベルトがついており、正しい軌道で体を動かせるようサポートしてくれるため、自己流になりがちな部分も丁寧に整えやすいのが特徴です。
レッスンで負荷を細かく調整してもらえるスタジオを選ぶと、月4回でも深部の筋肉にしっかりアプローチできるでしょう。
スタジオやインストラクターを変えてみる
同じ月4回でも、「誰に教わるか」で体の変化の出方は大きく変わります。インストラクターによって、声かけの仕方や説明の言葉、体に触れてくれるポイントが異なります。
自分が理解しやすい指導スタイルに出会えると、急にコツがつかめることも多いです。今のスタジオで物足りなさを感じる場合は、姿勢改善やダイエットなど、自分の目的に特化したクラスがあるスタジオを探したり、「少人数制」「パーソナルレッスン」「初心者向け」の表記があるコースを選んだりするのがおすすめです。
体験レッスンでインストラクターとの相性や、細かくフォームを見てくれるかをチェックしましょう。
焦らず3か月を目安に続ける
月4回は週1ペースなので、体の変化はどうしてもゆっくりになります。1か月で劇的に体重が落ちたり、見た目が大きく変わったりする運動ではないため、「まだ変わらないかも」と感じても、まずは同じ頻度で3か月続けることを目標にしましょう。
その間、体重だけでなく、朝の疲れにくさや肩こりの軽減、横から見た姿勢の変化など、小さな変化もメモしたり写真で記録しておくと、自分では気づきにくい進歩に気づきやすくなります。3か月続けても変化を感じない場合は、他の手段を試してみましょう。
まとめ

月4回のピラティスは、体をゆっくり整えていくタイプの運動です。1か月では大きな変化が見えにくくても、同じスタジオ・同じ頻度で3か月続けることで、姿勢の安定や疲れにくさなど、少しずつ体の変化を実感しやすくなります。
変化が見えにくいときは、体の感覚や姿勢の変化に意識を向けたり、写真やメモを残して振り返ってみると、自分なりの進歩に気づきやすくなるでしょう。もし3か月続けても変化が感じにくければ、マシンの導入やインストラクターの変更など、通い方の調整が次の一手になります。
クラブピラティスでは、7時〜21時の予約が可能。※スタジオによって営業時間が異なりますので、詳細はHPをご確認ください。50分ごとにレッスンが区切られているので、お好きな時間に予約することができます。
プランも月4回から8回、通い放題とお客様のニーズによって選ぶことができます。プライベートレッスンを行っているスタジオも多く、自分の目標によって色々な選択肢があります。忙しくて時間がないという方でも、継続しやすいでしょう。







