ピラティスインストラクター

ピラティスインストラクターになるには?必要な資格・仕事内容を徹底解説

2025.12.01

「ピラティスインストラクターになりたいけど、何から始めればいいの?」「資格は必要?どんな働き方ができる?」

ピラティスインストラクターという仕事に興味を持っている方は、実際にどうすればなれるのか、どんなスキルや資格が必要なのかは気になりますよね。

未経験からでもスタートできるのか、収入面はどうなのか、将来性はあるのかなど、多くの不安があるでしょう。

この記事では、ピラティスインストラクターになるための具体的な方法と、仕事内容・資格・向いている方の特徴を詳しく解説します。

自信を持って第一歩を踏み出せるよう、この記事を読んで不安や疑問を解消しましょう。

この記事の監修者
土屋 絵理
土屋 絵理

【現在の主な活動】

世界15カ国、日本80店舗以上展開の CLUB PILATES JAPAN プレジデント。
CLUB PILATES 養成コース(Teacher Training)マスタートレーナーとして CLUB PILATES のピラティスインストラクターを育成。
ピラティスのワークショップを多数開催。

【経歴】

大学を卒業後、インテリアデザイナーとして店舗などの設計に携わる。
妊娠・出産を機に仕事を離れ、子育てが落ち着いた頃、ピラティスに興味を持ちパーソナルトレーナーやピラティスインストラクターとして活動を開始。
現在は CLUB PILATES のブランドプレジデントとしてインストラクターの育成や、事業の拡大に携わる。

目次

  • 1 そもそもピラティスのインストラクターとは?
    • 1.1 ピラティスインストラクターの主な仕事内容
    • 1.2 ピラティスの種類と指導スタイルの違い
    • 1.3 資格は必須?インストラクターになるための条件
    • 1.4 収入・年収の目安と働き方の実態
    • 1.5 キャリアアップの道筋と将来性
  • 2 ピラティスインストラクターの資格を徹底解説
    • 2.1 資格の種類と認定団体を知ろう
    • 2.2 資格取得までの流れ
    • 2.3 資格取得にかかる費用と期間の目安
    • 2.4 オンラインでの取得も可能?
  • 3 ピラティスインストラクターが向いている方の特徴
    • 3.1 人とふれあい、教えるのが好きな方
    • 3.2 身体を動かすのが好きな方
    • 3.3 学び続ける姿勢を持っている方
  • 4 まとめ

そもそもピラティスのインストラクターとは?

そもそもピラティスのインストラクターとは?

ピラティスインストラクターは、会員様一人ひとりの身体の状態や目標に合わせて、安全で効果的なエクササイズを指導する専門家です。レッスンを行うだけでなく、身体の悩みに寄り添い、正しいピラティスの動きを伝えることで、会員様の健康と生活の質を向上させる役割を担っています。

ピラティスインストラクターの主な仕事内容

ピラティスインストラクターの仕事は、レッスン指導だけではありません。一人ひとりの目標達成をサポートするため、多岐にわたる業務を行います。グループレッスンやパーソナルレッスンの指導はもちろん、スタジオ運営の補助業務に携わることもあります。

ピラティスインストラクターの主な仕事内容
  • レッスン指導(グループ・プライベート): 正しいフォームで安全かつ効果的に運動できるよう指導します。
  • カウンセリング・プログラム作成:クライアントの悩みや体力、目的に合わせて、最適なレッスンプランを組み立てます。
  • スタジオ運営補助:受付・予約管理・清掃・イベント企画など、雇用形態によってはスタジオ運営全般に関わることもあります。

雇用形態によっても、仕事内容は変わります。正社員の場合はスタジオの運営管理や新人育成、マーケティング業務なども担当することが多く、業務委託やフリーランスの場合はレッスン指導に特化した働き方が中心です。働き方の自由度が高く、自分のライフスタイルに合わせて活躍できるのが魅力でしょう。

ピラティスの種類と指導スタイルの違い

ピラティスには大きく分けてマットピラティスとマシンピラティスがあり、それぞれ求められるスキルが異なります。

マットとマシンの違い
  • マットピラティス:自分の体重を使ったエクササイズで、場所を選ばず指導できるため、出張レッスンやオンライン指導に向いています。
  • マシンピラティス:リフォーマーという専用機器を使用するため、より細かな負荷調整が可能で、初心者から上級者まで幅広く対応できます。
指導スタイルの違い
  • グループレッスン:複数の会員様を同時に指導するため、全体を見渡す力と丁寧なコミュニケーション、わかりやすい説明が求められます。
  • パーソナルレッスン:マンツーマンで行うため、一人ひとりの身体に合わせた細かな調整や目標設定など、深い知識が必要です。

どちらのスタイルを選ぶかによって、習得すべき知識やスキル、そして活躍する場所が変わってきます。自分がどんな指導スタイルで活躍したいかをイメージすることが大切です。

資格は必須?インストラクターになるための条件

日本国内でピラティスインストラクターになるために、法律で定められた国家資格はありません。しかし実際には、ほとんどのスタジオが採用条件として資格保有を求めています。資格があることで、解剖学や安全な指導法を体系的に学んだ証明になり、会員様やスタジオからの信頼を得やすくなります。

国際的には、PMA(Pilates Method Alliance)という非営利組織が、ピラティス指導者の教育基準を設定しています。PMA加盟団体で資格を取得すると、世界基準の知識と技術を身につけた証明となり、就職活動でも高く評価されます。プロとして活躍し続けるためには、質の高い指導ができる根拠として、信頼できる団体の資格を取得することがキャリアの大きな土台となります。

収入・年収の目安と働き方の実態

ピラティスインストラクターの収入は、雇用形態によって大きく異なります。

雇用形態別の働き方と収入
  • 正社員(スタジオ勤務):安定した月給制が多いですが、レッスン指導以外の運営業務も担当することが一般的です。年収は250万円〜400万円程度が目安とされます。
  • 業務委託(フリーランス):契約したスタジオでレッスンフィー(歩合制)を得る形式です。単価は高いですが、収入は担当レッスン数に左右されます。人気や経験によって幅がありますが、1レッスンあたり3,000円〜6,000円程度が相場です。
  • 独立・開業:自分でスタジオを持つ、またはオンラインで指導する場合、収入の上限はなく、集客力とビジネススキルが収入に直結します。

また、本業を続けながら副業としてレッスンを担当する働き方もあり、週末だけの指導で月5万〜10万円程度の収入を得ている方も少なくありません。経験や指導スキル、働く地域によっても変動しますが、自分のペースで働ける柔軟性もこの仕事の魅力です。

キャリアアップの道筋と将来性

ピラティスインストラクターのキャリアパスは多様で、自分の目標に合わせて成長できます。多くの方はスタジオ勤務からスタートし、経験を積んだ後、独立開業やインストラクタートレーナーへとステップアップしていきます。

近年、健康志向の高まりからピラティスの需要は急増しており、将来性は非常に高いといえます。企業のウェルネスプログラムや医療・介護の現場でもピラティスが取り入れられるようになり、活躍の場は広がり続けています。副業として始めて、実績を積んでから本業にするという選択肢もあるため、リスクを抑えながらキャリアをスタートできるのも魅力でしょう。

ピラティスインストラクターの資格を徹底解説

ピラティスインストラクターとして活躍するために、資格取得は大きなステップです。ここでは、資格の種類や取得までの流れ、費用や期間など、知っておきたい情報を詳しく解説します。

資格の種類と認定団体を知ろう

ピラティスの資格には、世界的に認知された団体がいくつもあり、それぞれ特徴が異なります。代表的な団体として、CLUB PILATES・balanced body・BASI Pilates・Peak Pilates・zen place pilatesなどがあります。これらの団体の多くは、国際的な教育基準を設定するPMA(Pilates Method Alliance)に加盟しており、世界水準の資格として認められています。

資格によって「指導できる範囲」や「取得までの難易度」が異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。マットのみの資格であれば比較的短期間で取得できますが、マシンを含む総合的な資格は時間と費用がかかります。

主な認定団体の特徴
  • CLUB PILATES:世界最大級のブランド、就職サポートが充実
  • balanced body:世界102カ国展開、オンライン受講可能
  • BASI Pilates:マットとマシンを総合的に学べる国際プログラム
  • Peak Pilates:アメリカで中心的地位、「いかに教えるか」に重点
  • zen place pilates:正統派ピュア・ピラティス、実践力重視

資格取得までの流れ

資格を取得する際は、まず体験レッスンやカウンセリングを受けて、自分に合った養成コースを選ぶことから始めます。養成コースでは、学科と実技の両方を学びます。

資格取得の3ステップ
  1. 体験・カウンセリング:養成コースを提供しているスタジオでレッスンを体験し、説明会やカウンセリングを通じて、コース内容や費用の詳細を確認します。
  2. 養成コース受講(学科+実技):解剖学などの座学と、指導法や実践的な動きを学ぶ実技授業を受講します。この期間中に、自己練習や指導見学、模擬レッスンなどの課題を行うことも多いです。
  3. 修了試験・認定登録:コース修了後、筆記試験や実技試験に合格すると、認定インストラクターとして登録されます。

多くの養成コースでは実習やアシスタント制度も用意されており、資格取得前から現場経験を積める環境が整っています。

資格取得にかかる費用と期間の目安

ピラティス資格の取得費用は、一般的に16万〜95万円程度です。

資格取得にかかる費用
  • マットのみの資格:16万〜40万円程度
  • マシンを含む総合資格:50万〜95万円程度

この費用には受講料だけでなく、教材費や試験料が含まれる場合が多いですが、資格更新料が別途必要になることもあるため、事前の確認が大切です。

取得期間は短期集中型で1ヶ月程度、じっくり学ぶ場合は6ヶ月〜1年程度が目安です。多くの養成講座では、働きながらでも無理なく受講できるよう、週末開講や夜間コースが用意されています。

分割払いや教育ローンが利用できる講座も多いため、費用面の不安がある方も安心してチャレンジできます。

費用だけでなく、就職サポートの充実度や、資格取得後のフォロー体制も含めて総合的に判断することが大切です。

オンラインでの取得も可能?

最近では、オンラインで資格取得できる養成講座も増えています。

仕事や家事で忙しい方、地方にお住まいの方にとって、オンライン講座は時間や場所を選ばず学べるのは大きなメリットです。

座学部分はオンラインで受講し、実技部分だけ通学するハイブリッド型の講座もあり、ライフスタイルに合わせて選べます。

ただし、通学型には対面ならではのメリットがあります。講師が直接フォームや専門用語の解説などをしてくれるため、細かな身体の使い方や指導のコツを実践的に学べます。

また、同期の受講生と一緒に学ぶことで、モチベーションを維持しやすく、情報交換もできます。

自分の学び方のスタイルや、どこまで実技を重視するかによって、最適な受講形式を選びましょう。

ピラティスインストラクターが向いている方の特徴

専門的なスキルは努力で身につきますが、長くこの仕事を続けるには、人柄や意欲などの要素も重要です。ここでは、インストラクターに向いている方の特徴を3つ紹介します。

人とふれあい、教えるのが好きな方

会員様の変化を喜べる・教えることが好きな方は、ピラティスインストラクターとして長く活躍できます。

ピラティスは、会員様の身体や心が少しずつ変化していく過程に寄り添う仕事です。

「姿勢が良くなった」「痛みが軽減した」という会員様の喜びを、自分のことのように感じられる方は、この仕事にやりがいを感じられるでしょう。

また、会員様のモチベーションを高めるコミュニケーション力も大切です。

励ましの言葉をかけたり、適切なフィードバックを伝えたりすることで、会員様は継続的に通ってくれます。

人と関わることが好きで、相手の成長をサポートすることに喜びを感じる方には、まさに天職といえる仕事でしょう。

身体を動かすのが好きな方

ピラティスを正しく伝えるには、自分の体の使い方を深く理解していることが重要です。

ピラティスインストラクターは、言葉で説明するだけでなく、自らお手本を示すことで会員様に動きを伝えます。

そのため、自分でも日々の練習を楽しめる方が向いています。

身体を動かすことが好きな方は、自分自身がピラティスを実践する中で、動きの質や効果を体感できます。

「この動きをすると、ここの筋肉が使われる」という実感があるからこそ、わかりやすく的確な指導ができるようになります。

運動が好きで、自分の身体と向き合うことを楽しめる方には、ぴったりの仕事です。

学び続ける姿勢を持っている方

ピラティスインストラクターは、解剖学・運動生理学・メンタルケアなど、知識のアップデートが欠かせない仕事です。

ピラティスの世界は常に進化しており、新しいメソッドや研究結果が次々と発表されています。資格を取得して終わりではなく、ワークショップやセミナーに参加して、継続的に学び続ける姿勢が大切です。

新しいメソッドを学び続ける柔軟さがある方は、インストラクターとして成長し続けられます。

「もっと良い指導ができるようになりたい」という向上心がある方は、ピラティスインストラクターとして長く活躍できるでしょう。

CLUB PILATESのインタビューページでは、さまざまな背景を持つインストラクターが、資格取得後にどのように成長し、やりがいを感じながら働いているかが紹介されているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

ピラティスインストラクターは、人の健康と成長をサポートするやりがいのある仕事です。資格取得を通じて専門知識を身につけ、自分に合った働き方を選ぶことで、理想のキャリアを実現できます。

  • ピラティスインストラクターは、レッスン指導だけでなくカウンセリングやプログラム作成も担う専門家
  • 資格は法律上必須ではないが、ほとんどのスタジオが採用条件として求めている
  • 収入は雇用形態によって異なり、正社員・業務委託・フリーランスなど多様な働き方がある
  • 資格取得の費用は16万〜95万円、期間は1ヶ月〜1年程度が目安
  • 人とふれあい、教えるのが好き・身体を動かすのが好き・学び続ける姿勢を持つ方に向いている

CLUB PILATESでは、資格取得を検討している方向けのZOOM無料相談会を開催しています。世界最大級のピラティスブランドで、7つのコースから選べる実践的なレッスン、資格取得後の就職サポート、実際のスタジオで働けるチャンスがあるのが大きな魅力です。未経験の方や資格選びに迷っている方も、まずはお気軽に無料相談会に参加してみてください。

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