ピラティスインストラクターの平均年収はどのくらい?経験年数や働き方別の違いを解説!

「ピラティスインストラクターの年収って、実際どのくらいなの?」「働き方によって収入は変わる?」
ピラティスインストラクターの仕事に興味がある方は、実際どのくらいの年収がもらえるのか気になりますよね。転職を考えている方や、将来独立を目指している方にとって、収入面の情報はとても重要です。
この記事では、ピラティスインストラクターの平均年収、働き方別の収入の違い、年収を上げるための具体的な方法を詳しく解説します。自分に合ったキャリアを選ぶために、ぜひ参考にしてください。

【現在の主な活動】
世界15カ国、日本80店舗以上展開の CLUB PILATES JAPAN プレジデント。 CLUB PILATES 養成コース(Teacher Training)マスタートレーナーとして CLUB PILATES のピラティスインストラクターを育成。 ピラティスのワークショップを多数開催。【経歴】
大学を卒業後、インテリアデザイナーとして店舗などの設計に携わる。 妊娠・出産を機に仕事を離れ、子育てが落ち着いた頃、ピラティスに興味を持ちパーソナルトレーナーやピラティスインストラクターとして活動を開始。 現在は CLUB PILATES のブランドプレジデントとしてインストラクターの育成や、事業の拡大に携わる。目次
ピラティスインストラクターの平均年収

ピラティスインストラクターの平均年収は、一般的に300万円前後です。ただし、これはあくまで平均値であり、経験年数・保有資格・勤務地域・働き方によって大きく変動します。
ここでは、経験年数による平均年収の違いを見てみましょう。
初年度は年収200万〜250万円程度
ピラティスインストラクターとしてキャリアをスタートする初年度は、年収200万〜250万円程度が一般的です。都内の正社員の場合、初任給は月20万円前後からスタートすることが多く、経験の浅い1〜2年目はこの金額が目安となります。
初年度は経験を積む期間として、レッスン指導以外にも受付業務やスタジオの清掃など、さまざまな業務を担当しながらスキルを磨いていく時期です。
全体の平均年収は300万円前後
ピラティスインストラクター全体の平均年収は、300万円程度です。正社員の場合、平均年収は300万〜350万円が相場で、月収では20万〜25万円となります。
平均年収があまり高くない理由として、会員様と1対1、もしくは数名対1で働くため、一度に対応できる人数が限られることが挙げられます。集客力やレッスンの頻度に収入が大きく影響するため、スタジオの規模や立地、個人の人気度によって収入に差が出やすい職業といえます。
経験を積めば年収500万円以上も可能
経験豊富で高いスキルを持つインストラクターは、年収500万円以上を得ることも可能です。特に、マシンピラティス(リフォーマー)の資格を取得し、指導ができるようになると、レッスン本数を増やす機会が増え、収入アップに直結します。
大手スタジオで人気インストラクターとして活躍したり、複数の資格を持って専門性を高めたりすることで、より高い収入を目指せます。店舗のリーダーや養成講師としてキャリアアップすることで、年収を大幅に伸ばすことができるでしょう。
働き方別の年収の違い

ピラティスインストラクターの年収は、雇用形態によって大きく異なります。正社員・フリーランス(業務委託)・独立開業の3つの働き方について、それぞれの収入目安と特徴を解説します。
正社員として働く場合
正社員として働く場合、初任給は都内で月20万円前後、年収は約290万〜350万円程度が目安です。安定した給与や福利厚生が得られるため、最も安心感のある働き方といえます。
- 毎月固定給が支払われ、収入が安定している
- 社会保険や福利厚生が充実している
- 研修制度があり、スキルアップの機会が豊富
正社員として働く場合は、レッスン指導だけでなく、スタジオ運営・受付業務・イベント企画などの業務も担当することが一般的です。さまざまな業務経験を積めるため、将来的に独立を考えている方にとっても良い経験になります。
また正社員はボーナスが支払われることがあるので、より多くの収入が得られる可能性があります。
フリーランス(業務委託)として働く場合
フリーランスの場合、1クラス(約60分)あたり3,000円〜5,000円が相場です。ピラティススタジオやフィットネスクラブと、1クラスごとに業務委託契約を結ぶ働き方になります。
- 自由度が高く、複数のスタジオで働ける
- 自分のペースでレッスン本数を調整できる
- 人気が出るとパーソナルレッスンの指名が入り、さらに収入アップ
ただし、場所代や諸経費を差し引くため、手取りは少なくなります。収入はクラスの人数や料金によって左右されるため、不安定な場合もあります。安定性を求める方は、複数のスタジオと契約を結ぶことで収入を安定させる工夫が必要です。
独立開業した場合
独立開業して自身のスタジオを運営すると、成功すれば年収1,000万円以上を得ることも可能です。プライベートレッスンを8,000円〜10,000円に設定し、1日5〜10人のレッスンを提供すれば、安定した収入が見込めます。
- レッスン料が全て自分の収入になり、上限がない
- プライベートレッスン単価を自分で設定できる
- 複数店舗経営で年収1,000万円以上の実現も可能に
ただし、マシン設備費用・スタジオ賃貸料・宣伝費などの支出も発生するため、経営マネジメントの能力が必要になります。安定した顧客層の獲得やビジネス運営のスキルが必須となるため、計画性と情熱が求められます。
ピラティスインストラクターが年収を上げる方法

ピラティスインストラクターとして収入を増やすには、資格の取得や働き方の見直すことが重要です。ここでは、具体的な4つの方法をご紹介します。
マシンピラティスの資格を取得する
マットピラティスだけでなく、マシンピラティスの資格を取得すると、レッスンの幅が広がり、より多くのクラスを担当する機会が増えます。マシン(リフォーマー)のグループレッスンを行うスタジオは年々増加傾向で、マシン指導ができるインストラクターは活躍の場が広がります。
マシンピラティスは認知度が上がっている一方で、指導できるインストラクターがまだ少ないため、資格を持っていると大きなアドバンテージになります。単価の高いマシンレッスンを担当できるようになれば、年収アップも目指せるでしょう。
PMA認定などの国際資格を取得する
PMA(ピラティス・メソッド・アライアンス)認定資格は、世界的に認められたピラティス資格です。高度な技術と知識を証明するものとして、スタジオやクライアントから高く評価されます。
まだPMAの資格を持っていない方は、国際資格を持つことで、国内外の多くのスタジオで活躍の場が広がり、より高い報酬を得やすくなります。
- CLUB PILATES
- BASI Pilates
- Balanced Body
- FTP Pilates
- Peak Pilates など
大手スタジオへの転職を検討する
給与が上がらない場合は、大手ピラティススタジオへの転職を検討するのも有効です。大手スタジオは会員数が多く、安定した収入を得やすい環境が整っています。
高い専門的知識とそれに伴った指導法を持つことで、年収をアップさせることができます。業務の幅が広がるため高い指導力が求められますが、新たなスキルを身につけ、レベルアップできるチャンスとも言えます。
国内外1,000店舗以上のスタジオを展開するCLUB PILATESでは、実際にインストラクターとして活躍する方のインタビューページが公開されています。ピラティスインストラクターのキャリアの築き方がわかる内容になっているので、ぜひチェックしてみてください。
オンラインレッスンを始める
副業が可能なら、空き時間を使ってオンラインレッスンを始めるのも収入アップの方法です。マットピラティスをしっかり学び、プロップス(フォームローラーやリングなどの小物)を取り入れた指導ができると、オンラインでも効果的なレッスンが提供できます。
オンラインでは普段出会えない方とも繋がれ、収入源を複数持つことができるのが魅力です。自宅からレッスンを行えるため、移動時間もかからず、効率的に収入を増やせます。
年収アップにおすすめの資格

年収を上げるためには、資格取得が効果的です。ここでは、収入アップにつながるピラティスの資格を紹介します。
国際的に認められたPMA認定資格
PMA認定の資格を持つインストラクターは、信頼性が高く、より多くのクライアントからの信頼を得やすくなります。結果的に収入アップに繋がることが多く、採用時にも優遇される傾向があります。
PMA(Pilates Method Alliance)は、ピラティス指導者の教育基準を設定する国際的な非営利組織です。PMA加盟団体で資格を取得すると、世界基準の知識と技術を身につけた証明となり、就職活動でも高く評価されます。
国内外の多くのスタジオで活躍の場が広がるため、キャリアの選択肢が増えるでしょう。
本格的かつ幅広い指導ができるコンプリヘンシブ資格
ピラティスコンプリヘンシブインストラクター(マット+すべてのピラティスマシン)の資格を取得すると、指導できる範囲が大幅に広がります。
コンプリヘンシブ資格では、マットに加えて、リフォーマー・キャデラック・チェア・バレルなど、すべてのピラティスマシンの指導技術を習得できます。
コンプリヘンシブ資格があれば、グループレッスンだけでなく、パーソナルレッスンでも多彩なプログラムを提供できるため、会員様の満足度が高まり、リピート率も上がります。初心者から上級者、リハビリ目的からアスリートまで、幅広いニーズに対応できるため、集客の幅も広がります。
ピラティスインストラクターの年収に関するよくある質問

ピラティスインストラクターの年収について、よく寄せられる質問にお答えします。
なかなか年収が上がらない原因は?
年収が上がらない主な原因は、一度に対応できる人数が限られるため、集客力やレッスンの頻度に収入が大きく影響することです。
マットのみの資格しか持っていない場合、担当できるレッスンの種類が限られ、レッスン本数に限界があります。年収を上げるには、マシン資格の取得やスキルアップが必要です。
また、同じスタジオで長く働いても昇給が見込めない場合は、大手スタジオへの転職を検討するのも良いかもしれません。環境を変えることは、新たな成長と収入アップのチャンスになります。
ピラティスインストラクターに将来性はある?
ピラティスインストラクターは、将来性が非常に高い職業です。近年の健康志向の高まりを見ると、ピラティスは今後もどんどん飛躍する分野といえます。
企業のウェルネスプログラムや医療・介護の現場でもピラティスが取り入れられるようになり、活躍の場は広がり続けています。また、芸能人やインフルエンサーがSNSなどでピラティスのトレーニングを公開して注目されていることも、人気の理由となっています。需要が高まっているため、長期的に安定して働ける職業でしょう。
年収を安定して得る方法は?
年収を安定して得るには、正社員として働くことが最も確実な方法です。正社員であれば、安定した給与や福利厚生が得られ、毎月の収入が保証されます。
フリーランスの場合は、固定でレッスンを何本持てるかがポイントとなります。複数のスタジオと契約を結び、レッスン本数を確保することで、安定した収入を得られます。
また、オンラインレッスンなど収入源を複数持つことも有効です。収入源を分散させることで、1つのスタジオに依存せず、リスクを軽減できます。
まとめ

ピラティスインストラクターの年収は、働き方と資格によって大きく変わります。
- ピラティスインストラクターの平均年収は300万円前後で、初年度は200万〜250万円程度
- 正社員・フリーランス・独立開業など働き方によって収入は大きく異なる
- マシン資格やPMA認定資格を取得することで、年収500万円以上も目指せる
- 大手スタジオへの転職やオンラインレッスンも収入アップの方法
- 健康志向の高まりにより、ピラティスインストラクターの将来性は高い
計画的なキャリアアップで、収入を着実に増やすことができます。まずは正社員として経験を積み、マシン資格を取得してレッスン本数を増やし、将来的には独立開業を視野に入れるという道筋が、多くの成功しているインストラクターが歩んできたキャリアパスです。
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