ピラティスは肩こり改善に効果がある?原因・効果・自宅でできる動きを紹介

「肩こりがひどくてマッサージに通っているけど、その場しのぎで終わってしまう」
「ピラティスが肩こりにいいと聞くけど、本当に効果があるの?」
デスクワークで同じ姿勢が続くと、夕方には肩が重くなったり、頭が痛くなったりすることもありますよね。マッサージや湿布で一時的に楽になっても、時間が経つと肩こりが戻ってしまうと感じている方も多いのではないでしょうか。
肩こりは、姿勢の崩れや運動不足、ストレスによる筋肉の緊張などが積み重なって起こります。そのため、肩をほぐすだけでは根本的な改善につながりにくいです。
ピラティスは、呼吸に合わせて体を動かしながら姿勢を整え、肩こりの原因となる筋肉の使い方へアプローチできます。激しい動きが少ないため、運動が苦手な方や久しぶりに体を動かす方でも始めやすいのが特徴です。
この記事では、肩こりの原因やピラティスが効果的な理由、自宅でできるエクササイズ、効果を高める方法まで詳しく解説します。慢性的な肩こりを改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【現在の主な活動】
世界15カ国、日本80店舗以上展開の CLUB PILATES JAPAN プレジデント。
CLUB PILATES 養成コース(Teacher Training)マスタートレーナーとして CLUB PILATES のピラティスインストラクターを育成。
ピラティスのワークショップを多数開催。
【経歴】
大学を卒業後、インテリアデザイナーとして店舗などの設計に携わる。
妊娠・出産を機に仕事を離れ、子育てが落ち着いた頃、ピラティスに興味を持ちパーソナルトレーナーやピラティスインストラクターとして活動を開始。
現在は CLUB PILATES のブランドプレジデントとしてインストラクターの育成や、事業の拡大に携わる。
目次
肩こりになる原因

肩こりは、日々の姿勢や生活習慣の積み重ねによって起こります。ここでは、肩こりを引き起こす代表的な3つの原因を解説します。
猫背などの姿勢の崩れ
肩こりの多くは、猫背によって頭の位置が前に出ることから始まります。
頭は体の中でも重く、真上に乗っていれば首や肩への負担は少なく済みます。しかし、背中が丸まって頭が前に出ると、首から肩にかけての筋肉が重い頭を支え続けるため、常に緊張した状態になります。
この状態が続くと筋肉が硬くなり、血流も悪化します。その結果、肩の張りやこり、痛みとして現れます。
- スマートフォンを見るとき、下を向く時間が長い
- 気づくと背中が丸まっている
- 座っているとき、肩が内側に入りやすい
デスクワークによる運動不足
デスクワークが中心の生活では、同じ姿勢が長時間続き、肩まわりの筋肉を動かす機会が減ります。
筋肉は動かすことでポンプのように働き、血液を循環させます。しかし、座ったまま長時間過ごすとこの働きが弱まり、肩や首まわりの血流が滞ります。血流が悪くなると疲労物質が溜まりやすくなり、肩こりにつながります。
さらに、運動不足で肩甲骨まわりの筋力が低下すると、腕を動かすだけでも肩への負担が大きくなります。
- 会議が続き、席を立つ機会が少ない
- 作業に集中すると数時間同じ姿勢のまま
- 休憩時間もスマートフォンを見て過ごすことが多い
ストレスによる筋肉の緊張
精神的な緊張やストレスは、無意識のうちに肩まわりの筋肉をこわばらせます。
人は緊張すると肩に力が入り、呼吸も浅くなります。呼吸が浅くなると首や肩の筋肉を使って呼吸するようになり、筋肉が緊張した状態が続きます。この状態が繰り返されると、慢性的な肩こりにつながります。
- 気づくと歯を食いしばっている
- 肩に力が入った状態が続いている
- 浅い呼吸になりがちで、息苦しさを感じる
ピラティスが肩こりに効果的な理由

| 肩こりの原因 | ピラティスのアプローチ |
|---|---|
| 猫背などの姿勢の崩れ | 肩甲骨の可動域を広げる |
| デスクワークによる運動不足 | 体幹を鍛えて姿勢を支える |
| ストレスによる筋肉の緊張 | 呼吸法と運動習慣で緊張をほぐす |
肩こりの原因が分かったところで、ピラティスがどのように改善へアプローチするのかを見ていきましょう。
肩甲骨の可動域が広がるから
ピラティスには、肩甲骨を大きく動かすエクササイズが多く含まれています。
猫背が続くと肩甲骨が外側や下側に固定され、動く範囲が狭くなります。その状態で腕を動かすと、首や肩の筋肉に負担が集中し、肩こりが悪化しやすくなります。
ピラティスでは、肩甲骨を寄せたり広げたりする動きを繰り返します。肩甲骨がスムーズに動くようになると、首や肩だけに集中していた負担が分散され、肩こりの改善につながります。
体幹が鍛えられ姿勢が整うから
ピラティスは、体幹の筋肉を使いながら姿勢を整えるエクササイズです。
体幹には、背骨や骨盤を支える深層の筋肉があります。この筋肉が弱いと、姿勢を保つ役割を肩や首が補うため、常に力が入った状態になります。
ピラティスで体幹を正しく使えるようになると、姿勢を支える役割が体幹へ戻り、肩や首の負担が軽減します。その結果、無理のない姿勢を保ちやすくなります。
呼吸で首・肩の緊張がほぐれるから
ピラティスでは、肋骨を広げる胸式呼吸を行います。
呼吸が浅いと、肩や首の筋肉を使って息を吸う癖がつき、筋肉が緊張しやすくなります。ピラティスの呼吸は肋骨を横へ広げながら行うため、胸まわりが開き、首や肩の余分な力が抜けやすくなります。
深い呼吸を繰り返すことで、肩まわりの筋肉もリラックスしやすくなります。
運動を習慣にすることでストレスが軽減されるから
ピラティスを習慣にすると、ストレスによる筋肉の緊張を軽減できます。
ピラティスは、呼吸と動きに意識を向けながら行うため、自然と考えごとから離れる時間を作れます。こうした時間を習慣にすると、日常で溜まった緊張をこまめにリセットしやすくなり、肩や首に力が入り続ける状態の改善につながります。
自宅でできる肩こり改善エクササイズ

ここからは、自宅で取り組めるピラティスのエクササイズを紹介します。どれもマット1枚あればできるため、運動が苦手な方でも始めやすい内容です。
キャット&カウ

背骨を丸めたり反らしたりしながら、背中全体の硬さをほぐすエクササイズです。猫のポーズと呼ばれることもあり、肩甲骨まわりの動きを引き出す動作としても使われます。
- 四つ這いになり、手のひらは肩の真下、膝は股関節の真下に置く
- 息を吐きながら背中を丸め、おへそを覗き込むように視線を下げる
- 息を吸いながら背中を反らし、目線を正面へ戻す
- 呼吸に合わせてゆっくり5〜8回繰り返す
肩がすくんで耳に近づくと、首や肩に余計な力が入ってしまいます。肩を下げる意識を保ちながら、手のひら全体で床を押すようにすると背中全体を大きく動かせます。
リバースプランク

体の前面を開き、巻き肩や猫背で縮こまった胸や肩をストレッチするエクササイズです。体幹も同時に使うため、姿勢を支える力を養うことにもつながります。
- 座って両脚を前に伸ばし、手のひらを後ろにつく(手の位置は肩幅程度)
- 息を吸いながらかかとで床を押し、お尻を持ち上げて体を一直線にする
- 胸を開いて目線を斜め上に向け、肩甲骨を寄せる意識を持つ
- その姿勢で呼吸を数回キープし、ゆっくり元の姿勢に戻す
- 手首に痛みがある場合は無理に行わない
- 腰を反りすぎず、体を一直線に保つことを意識する
マーメイド

体の側面を伸ばし、肋骨まわりや肩甲骨の動きを引き出すエクササイズです。巻き肩の改善や姿勢を整える効果が期待でき、呼吸と連動させることで自律神経を整える働きも期待できます。
- 床に座り、両脚を横に流すか、あぐらの姿勢をとる
- 片手を横につき、もう片方の手を息を吸いながら真上に伸ばす
- 息を吐きながら体を横に倒し、体側を気持ちよく伸ばす
- 息を吸いながら体を起こし、反対側も同様に行う
体を横に倒すときに前へ倒れたり体がねじれたりすると、狙った部分が伸びにくくなります。肩は下げたまま、鎖骨を横に長く伸ばすイメージで動かすと、背骨を軸にした動きがつくりやすくなります。
3つとも道具を使わずにできる動きなので、肩の重さを感じたタイミングで気軽に取り入れてみましょう。
効果を高めるならマシンピラティスがおすすめ

自宅でのエクササイズは、思い立ったときにすぐ始められる点が魅力です。一方で、自己流ではフォームの崩れに気づかず、誤った動きを繰り返してしまうこともあります。より効率よく肩こりの改善を目指すなら、マシンピラティスがおすすめです。
正しいフォームを習得できる
マシンピラティスでは、インストラクターが体の動きを確認しながら指導します。
自宅で動画を見ながら行うと、肩がすくんだり腰が反りすぎたりしても、自分では気づきにくいものです。フォームが崩れたまま続けると、狙った筋肉を十分に使えず、別の部位へ負担がかかることもあります。
マシンピラティスなら、一つひとつの動きを確認しながら進められるため、正しいフォームが身につきやすくなります。
初心者でも安全に負荷調整できる
マシンのスプリングを使うことで、一人ひとりに合った負荷へ細かく調整できます。
マットピラティスは自分の体重が負荷になるため、筋力や柔軟性によっては正しい姿勢を保つことが難しい場合があります。マシンならスプリングが動きをサポートするため、無理なく肩甲骨や体幹を動かせます。
- 運動経験が少なく、自己流に不安がある方
- 体力に自信がなく、無理なく始めたい方
- 肩や腰への負担を抑えながら運動したい方
短期間で効果を実感しやすい
マシンピラティスは、狙った筋肉へ効率よくアプローチできるため、体の変化を実感しやすい特徴があります。
自己流では力の入れ方が分散し、思うような効果を得られないことがあります。マシンとインストラクターのサポートを受けることで、肩甲骨や体幹を正しく使えるようになり、肩まわりの軽さを早い段階で実感しやすくなります。
肩こりを根本から改善したい方は、自宅でのエクササイズに加えて、マシンピラティスも取り入れてみましょう。
よくある質問

肩こり改善を目的にピラティスを始める際によくある質問をまとめました。
Q. ピラティスはどのくらいの頻度で通うと肩こり改善が期待できますか?
週1〜2回を目安に続けると、体の変化を感じやすくなります。肩甲骨の動きや体幹の使い方は、一度で身につくものではありません。忙しい方は、自宅でのエクササイズも取り入れながら継続すると効果を実感しやすくなります。
Q. 効果を実感できるまでどのくらいの期間がかかりますか?
個人差はありますが、週1〜2回のペースで約1か月続けると肩まわりの軽さを感じ始める方が多い傾向があります。姿勢のクセや筋肉の硬さは長年の積み重ねで生まれるため、焦らず継続することが大切です。
Q. ピラティスは肩こりだけでなく猫背や反り腰の改善にも効果がありますか?
肩こりだけでなく、猫背や反り腰の改善も期待できます。ピラティスは体幹や背骨まわりの筋肉をバランスよく鍛えられるため、姿勢全体を整えやすくなります。
Q. 男性でもピラティスは受けられますか?
クラブピラティスは男性も利用できます。ピラティススタジオは女性専用のところも多く、男性が通える場所を探しにくいと感じている方もいるのではないでしょうか。
マシンを使うため筋力に自信がない方でも始めやすく、性別を問わず同じ環境でレッスンを受けられます。
男性は通えるスタジオが限られがちですが、クラブピラティスなら性別を気にせず肩こり改善に取り組めます。
まとめ
肩こりは、姿勢の崩れや運動不足、ストレスによる筋肉の緊張が積み重なって起こります。ピラティスは、こうした原因へアプローチしながら、無理なく体を動かせるエクササイズです。
- 肩こりは猫背・運動不足・ストレスが主な原因
- ピラティスは肩甲骨の可動域や体幹、呼吸へ働きかけ、肩こり改善をサポートする
- 自宅ではキャット&カウ・リバースプランク・マーメイドから始めやすい
- 正しいフォームで取り組むなら、マシンピラティスもおすすめ
クラブピラティスでは、最大12名までの少人数制グループレッスンと、4段階のレベル別クラスを用意しています。運動が久しぶりの方でも、自分の体力や経験に合わせて無理なく始められます。
30分の無料体験クラスも実施しています。肩こりを根本から改善したい方は、まずは体験レッスンでマシンピラティスを試してみてください。
準備はシンプル。
今すぐ始められます。
グリップソックスと動きやすい服装があればOK。
思い立った今がはじめどきです。
まずは無料体験で一歩踏み出してみませんか?
- 特別な準備は不要
- すぐに始められる
- 無料体験で気軽にスタート
お近くのクラブピラティスを探す
都道府県を選んでボタンを押すと、お近くのクラブピラティスのスタジオ一覧が表示されます。




